2012/09/07

車坂

こんにちは!
「菊の司」16代蔵元予定、平井六右衛門です^^

今日ご紹介するのはちょっと変わったコンセプトの日本酒

その名も、「車坂(くるまざか) 魚に合う吟醸酒」
醸造元は和歌山県の吉村秀雄商店です。
株式会社吉村秀雄商店
蔵元HPhttp://www.nihonsyu-nihonjyou.co.jp/

多彩な銘柄を醸す大きな蔵元さんのようです。
その中でも、車坂は…
車坂は小栗判官が熊野に向かう際、通ったといわれる坂。
熊野の地は古くから死霊が集まる死者再生の聖域とされ、男女の別、貴賎を問わず多くの参拝者を受け入れました。熊野に詣でれば病苦から逃れられ、たとえ途中で行き倒れても来世で救われる、また道行く人々と助け合うことが死んだものへの供養になると信じ長旅の苦しみを分かちあいました。
小栗判官の伝説は、こうした熊野の地が生み出した『死と再生の物語』なのです。労苦を癒し喜怒哀楽と共にある日本酒。人それぞれが日々向かい合う坂。頑張ろう日本再生の願いを込め車坂と名付けました。
とあり、上り坂を歩むような力強さの中にも、後味は下り坂を駆け下りるような爽快感を目指したお酒だそうです!

さて、今回いただいた「車坂 魚に合う吟醸酒」

たしかに、刺身や寿司と一緒に、というのは日本酒の王道
「その飲み方が大好き、魚と一緒じゃなきゃ日本酒のめない!」
なんて方もいらっしゃるのでは?笑

そうなんです、ありそうでなかったのが…魚専門の日本酒
魚に合う日本酒はあるでしょうが、魚一本の日本酒はなかなかありませんよね!

飲んでみると…なるほど。
食中酒としての日本酒の原点に立ち返ったかのようなお酒!

芳醇な旨みがしっかりと主張しています!
しかし、あくまでお魚が主役と言うことをしっかりとわきまえた偉い日本酒。
香りは無駄な華やかさ、甘ったるさは感じない。
キレも良く、未練たらしく口に残らない。

魚の美味しさ、新鮮さを引き立てるイイ仕事をしてくれました!^^


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posted by平井六右衛門
mail: hira6kiku@gmail.com
菊の司公式HPhttp://www.rnac.ne.jp/~esake/kiku/
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