「菊の司」16代蔵元予定、平井六右衛門です^^
今日ご紹介するのは、なんと今年の6月に新発売されたばかりの注目の日本酒!
「出羽桜(でわざくら)」の「山廃特別純米」です!!
出羽桜HPhttp://www.dewazakura.co.jp
山形の銘酒、出羽桜が山廃仕込みに挑戦した意欲作ですね^^
山廃仕込みとは…
明治42年(1909)に開発された、酵母(酒母 しゅぼ)の育て方です。現在主流の「速醸仕込み」は仕込みタンクに初めから乳酸を添加し、すぐに酵母の育成に移行し、約2週間で酵母を育てます。と、ありますが…難しいですよね 笑
山廃仕込みは、酵母を雑菌から守る「乳酸」の生成を、蔵に潜む自然の「乳酸菌」に依存し、約1カ月の手間暇をかけて酵母を育てます。複雑な工程を経て、乳酸菌を酵母の仕込みタンク内に導く技は、まさに日本人の英知が生み出した奇跡です。蔵人と微生物が奏でる極上のハーモニーをお楽しみください!! (http://www.dewazakura.co.jp/news/2012/news2012-46.htmより抜粋)
それに、この説明は「生もと仕込み」のもののような気がします。
「生もと仕込み」というのは大体この説明の通りなのですが、「山廃仕込み」は「生もと仕込み」の「山卸(やまおろし)」という作業を簡略化した仕込みですうんたらかんたら…
「山卸廃止酛」略して「山廃」と言うわけです。
ま、要はめっちゃ手間暇かかった日本酒と言うわけですな!
さて、いよいよこの「出羽桜 山廃 特別純米」をいただきましょう。
山廃仕込みの日本酒は濃厚な飲み口が特徴なのですが…
香りはかなり穏やか、というかマッタリしている。
冷で飲んだせいもあるでしょうが、意外と引っ込み思案な香り。
口に含むと…あれ?
先ほどの控えめな印象とうってかわって、湧き出るように豊かな旨みが…!
これがなかなか深い味わいで、いい濃醇な香りもひょっこり顔を出し始めます。
もう一杯!
といきたくなる、そんな日本酒でした。
私自身、日々修行の身ですが、本当にいろんな日本酒があるなあと勉強になりました!
みなさんも、ぜひ「出羽桜(でわざくら) 山廃 特別純米」どうぞ。
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posted by平井六右衛門
mail: hira6kiku@gmail.com
菊の司公式HPhttp://www.rnac.ne.jp/~esake/kiku/
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